以前書いた
別のフォントの記事で
出てきたもう一つのフォント
今日はこちらのことを
書いてみようと思います
オリジナル絵本作家
グラフィック・ウェブデザイナー
倉田美幸です
オリジナル絵本については
以前の記事
その1：MrsEaves | ミセス・イーヴス
その2：Copperplate | カッパープレート
その3：Garamond | ガラモン（ギャラモン）
その4：Trajan | トレイジャン
その5：Futura | フーツラ
その6：Didot | ディド
その7：Myriad | ミリアド
その8：Bodoni | ボド二Helvetia | ヘルベチカ
こちらのフォントは
色んなところに使われている
オーソドックスな
サンセリフ体
サンセリフとは…セリフ（飾り）のない書体、ゴシック体とも
歴史も長く
デザイナーであれば
知らない人はいないのでは
ないでしょうか
作った人。
1957年スイスのハース活字鋳造所で
マックス・ミーティンガー（Max Miedinger）と
エドアルド・ホフマン（Eduard Hoffmann）を
中心に作られたフォント
歴史としては長く
世界中で一番使われている
フォントの一つと言われています
文字の特徴。
これと言って
特徴がないことが
特徴かもしれません
THE スタンダード！
というのが
ヘルベチカの特徴
と言えると思います
ヘルベチカの派生フォントで
Helvetia Nene | ヘルベチカ ノイエ
というフォントが
今はMacに標準装備されています
それもこれも元々は
Macのシステムフォントとして
採用されていたからなんですが
ノイエの方が
ちょっとだけ改良されたもの
になっています
ヘルベチカは黒
ノイエの方はピンクのラインで
重ねてみました
重ねて見ると
ちょっとした違いに
気づいていただけると思います
カーブ部分がノイエの方は
ちょっとふっくらしています
これはヘルベチカが
小さくしたときに潰れてしまい
読みにくくなることから
新たに作られたためです
そして前回の記事でも触れた
Apple社でシステムフォントとして
使われていたものが
2年前から変わったという
San Francisco | サンフランシスコ
というフォントも
実はヘルベチカの派生なんです
ノイエよりもさらに改良されて
小さな文字でも読みやすく
なっています
サンフランシスコは
だいぶ横幅がシャープになったので
違いはさらにわかりやすいかも
比べればわかる
って感じですけどね笑
使われているところ。
これが本当にたくさんあって
オーソドックスであるがゆえに
どんなデザインにでも合うため
たくさんの場所で使われています
ファッションでは
FENDI NORTH FACE
車関係では
Jeep BMW
日本のメーカーでも MUJI TOYOTA
などなど
キリがないので
これぐらいにしておきますが笑
オーソドックスなので
本当にどんなメーカーにも
合うんですね
余談ではありますが。
このフォントには
映画もあるんです
かなり昔にチラッと観たんですが
多くのデザイナーに
ヘルベチカについての
インタビューを行っていくという
ドキュメンタリー映画です
それだけ世界中で愛されている
フォントということなんでしょうねー
たまたま見つけたんですけど
漫画もあるみたいですよ笑
擬人化したフォントたちが
たくさん出てきて
特徴を学べる・・・
おっ・・・面白いかも
しれない・・・←
恐るべしヘルベチカです笑
まとめ。
こんなに世界中で愛されている
フォントなんですが
オーソドックスであるがゆえ
“あえて使わない”
という選択をされる方も
多いようです
どこにでもあるからなー
意識はしてなかったけど
確かにそんなに良くは
使わないかも・・・わたしも笑
街中や普段見かける商品に
ヘルベチカがどこに使われているのか？
探してみるのも結構面白いかも
しれません笑
今日も最後までお読みくださり
ありがとうございました^^
“Life is Design”
シンプルだけどあたたかく
あなたの想いをカタチに描き起こす
オリジナル絵本作家
グラフィックデザイナー
倉田 美幸
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